中学で入りたい部活がありました。でも母から「ごめんね。うちは余裕がなくて塾に行かせるのが精いっぱい。部活は我慢して」と言われ、諦めました。仲良したちは皆、部活に入りましたが、私は勉強を頑張ろうと決め、授業も塾も真剣に取り組み、家庭学習も頑張りました。でも授業中ふざける人たちや、ダラダラしてる人に私が「ちゃんとやって」と言うと、周りから「うわー、超真面目」と冷やかされました。最近、いらいらすることが多く、授業に集中できません。好きな部活をたっぷりやっているくせにと、その人たちが憎らしく、意地悪したくなります。

回答者 境悠紀子さん(北海道子ども センター相談員)

  日中は会社の事務、夜はパートで働いているお母さんが、あなたに「私は何の資格もないからこうなる。あんたは将来、ちゃんと資格を持って働けるように勉強頑張ってね」と言い聞かせてきたそうですね。それであなたは小学校時代も習い事を諦め、中学の入りたい部活も我慢して頑張ってきました。そのあなたが、いらいらし授業に集中できない、意地悪まで考えているのは、心がもう限界を超えて、悲鳴を上げているのではと思います。
 まず壊れそうになっている心を休ませましょう。無理して頑張らないこと。たまには自分を甘やかし、気が向かない事はやらないで、自分がしたい事だけやるようにしてください。
 そうしながら、この相談で話した事を、学校の先生(担任、教科担任、保健室の先生、カウンセラーや校長・教頭先生など)の中で話しやすいとか聞いてくれそうな先生に、相談してはどうでしょう。一度や二度の相談で何とかなると思えませんが、あなたの学校生活を今より豊かにしていく何らかの方向や取り組みが見えてくると思います。
 部活の事は残念でしたが、部活以外でも中学校生活を充実させる場や機会はあります。私はクラスや学年、全校で取り組む活動や行事で活躍するたくさんの生徒に接してきました。友人ともめたり、分かってもらえず悩んだり、共に喜んだりしながら成長する姿をたくさん見てきました。
 もし身近に相談できる人が見つからなかったり、誰に相談していいか分からない時は、またこちらに連絡してください。

 質問は過去の相談事例や投稿を基に再構成しています。