Ｑ　普通に学校や塾に行っていましたが、今は両方とも休んでます。中１の時に同じ小学校出身者で作ったラインに熱中しました。中３になり「何でも首突っ込む」「うざいわ」「話すな」「塾にも来るな」と書かれ、それが私のことと分かり、ショックを受けました。これからはライン以外の友人をつくろうと、クラスの人たちと話すようにしたのに、その話もラインに書き込まれ、誰とも話せなくなりました。以前もこのライングループで別の人が悪口を書かれて、先生に指導されたことがあるので、もう親にも相談しづらいのです。

回答者　境悠紀子さん（北海道子どもセンター相談員）

　Ａ　あなたの気持ちはとても苦しくつらいと思います。心配して聞いてくれるご両親にも話せないでいるとのこと。相談する気持ちもなくして引きこもってしまう人もいる中、よく勇気を出して相談してくれました。
　ラインでのこのような問題は、誰と、何を、どんな場で解決していけばいいのかが、なかなか難しい問題です。個人で解決するのは無理です。やはりご両親に話しましょう。確かに２年の時にも先生の厳しい指導を受けているので、言いづらいでしょう。でも言って助けてもらわなくてはならないことです。勇気を出して相談しましょう。
　次にご両親から担任の先生に相談してもらい、学校で解決に取り組んでもらいましょう。ただあなたが「今のクラスには信用できる人がいない」と悩んでいることは、すぐには解消されないかもしれません。自分の気持ちを無理に押さえて教室に入ろうとせずに、保健室や別室へ登校してみませんか。保健室の先生や支援員の方、そこにいる生徒と学習や交流をすることで、スマホを使わずに人と人が触れ合い、お互いの気持ちや考えを分かるように努力してみましょう。
　あなたも一度はクラスの人たちに話しかけ、新たな関係をつくろうとしました。その時はうまくいきませんでしたが、これからも諦めずにそういう姿勢で臨んでください。また学校で行われるスマホや会員制交流サイト（ＳＮＳ）への関わり方についての講演会などを参考に、あなた自身のラインとの関わり方を振り返り、考える機会にするのも良いと思います。

　質問は過去の相談事例や投稿を基に再構成しています。