札幌の道新本社と道南の八雲中学校をオンラインでつないで行われた出前授業(菊地賢洋撮影)

 北海道新聞の記者らが取材体験や仕事のやりがいなどを話す出前授業が3月1日、渡島管内八雲町の八雲中2年生18人を対象にオンラインで行われた。
 出前授業は、本社みらい教育推進室や支社勤務の社員を全道の小中高校に派遣して実施してきたが、今後も学校の希望時間に合わせてオンラインでも開催する。
 今回はインターネットのビデオ通話機能で札幌の道新本社と八雲中を結んだ。テーマは「マスコミの仕事」。同室の福元久幸メディア教育グループ担当部長(59)が講師を務め、事前に寄せられた10問の質問に答える形で進めた。
 「なぜ記者になろうと思ったのですか」と問われて福元部長は「いろんな現場を自分の目で見ることができ、有名人にも会えたりするから」と答えた。
 「ネットと新聞の違いは」との質問には「ネットは自分の好きな情報ばかり集まってタコツボ状態になる。新聞を広げれば、自分には興味のない情報も入ってきて知識が広がる」と強調した。
 出前授業に関する問い合わせは同室、電話011・210・5802、申し込みはメール(nie@hokkaido-np.co.jp)へ。(長谷川賢)