興味のあるテーマを調べ、タブレット端末で作った新聞を発表する5年2組の児童

興味のあるテーマを調べ、タブレット端末で作った新聞を発表する5年2組の児童

 札幌市立美園小で、5年生79人がタブレット端末で作った新聞を発表する授業が行われた。「防災」「給食」など、興味のあるテーマについて児童が調べたことをまとめ、教室のモニターに映し出しながら紙面の内容を紹介した。
 北海道新聞社の総合デジタル教材「どうしん まなbell」を使用。児童は掲載する記事の本数や写真の枚数が異なる四つの紙面テンプレートから一つを選び、記事を書いたり、端末に保存しておいた写真やグラフを配置したりした。
 冬休みの課題として取り組み、1月下旬に5年1、2組で個別に発表した。2組では能登半島地震を踏まえ、家族との連絡手段をまとめた「防災新聞」や、つららを作る実験の様子を写真や自作のイラストを添えて伝える新聞もあった。米ウォルト・ディズニーの歴史や好きな映画についてまとめた宮園六花さん(11)は「見出しの字数が限られていて記事の内容が伝わるように表現するのが難しかった。記事の入力や写真の配置は簡単で、楽しく作れた」と笑顔を見せた。
 情報通信技術(ICT)を担当する1組担任の山田智史教諭(40)は「プレビュー画面を見て完成を想像し、修正しながら作れるのがデジタルの良さ。児童がそれぞれテンプレートを選べるのも使いやすい」と話した。(石丸厚子)