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北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

悩みごとナビ

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 小中高生のよくある悩みに答えます。執筆者は、子どもの心理を研究する北大大学院教育学研究院付属子ども発達臨床研究センター(札幌)と、電話相談に応じている元教員グループ「北海道子どもセンター」(札幌)の先生方です。取り上げてほしい悩みやテーマをお寄せください。

0歳児で保育園、父親として心配(30代男性)

  生後4カ月の娘がいます。妻の職場復帰を機に、4月から保育園に入れる見込みなのですが、こんなに小さな赤ちゃんを保育園にあずけることに、父親としてとても心配です。親子の愛情や成長に問題ないのでしょうか。

回答者 川田学さん
(北大大学院教育学研究院付属子ども発達臨床研究センター准教授)

  やっと首がすわって、かわいい盛りになってきたわが子を、保育園にあずけていいものかと悩むお気持ちとてもよく分かります。共働きの親にとって、どのタイミングで職場復帰し、子どもを保育園にあずけるのか、共通の関心事だと思います。育休制度の普及もあり、1~2歳児の保育希望が増えて入りにくくなっているので、4月からというのが一つの選択になりますね。
 まず、大きく言うと、認可保育園であれば0歳児の受け入れに問題はないと思います。保育園によって違いもありますが、基本的な質は確保されています。ですから、0歳からあずけることそのものはあまり心配しなくても大丈夫です。その上で、赤ちゃんの育ちを知り、園や保育士さんと良い関係をきずいていくことが大切になります。
 入園するころ、娘さんは7カ月ごろですから、最初は離れるときに泣くかもしれません。親が誰なのか分かってくるころなので、はじめての人や場所に不安を感じるのです。でも、親が保育士さんと親しく笑顔で話したりしていると、やがて赤ちゃんも「この人も信頼できる」と分かり、親しみを持つようになります。
 保育士さんに愛着を持っても、娘さんはきちんと一番好きなのはパパママだと分かります。親同士が仲良くなることも、子どもたちに幸せを運びます。園や保育のことで気になることがあったら、がまんせずに先生方にきいてみましょう。だいじなのは大人同士の信頼関係ですから。
 0歳児後半は、母乳による免疫作用が弱まり、感染症にかかりやすくなる時期でもあります。入園後しばらくは短時間から徐々にならしていけると良いですし、その後もたびたび病気にかかるかもしれません。ある程度そこも想定して、できれば職場の時短制度を活用するなど、両親が時間的余裕を持てるよう今から相談しておくと良いでしょう。今は保育園に送り迎えに来ているパパもたくさんいて、心強いですよ。

 質問は過去の相談事例や投稿を基に再構成しています。

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