NIE(Newspaper in Education=教育に新聞を)は学校や家庭での学習に新聞を活用する世界的な活動です。8月16日に札幌で全国大会が開かれます(主催日本新聞協会)。本大会は新型コロナウイルス感染予防の観点からオンライン開催となりましたが、全体会ではノンフィクション作家の梯久美子さんの基調講演や、道内代表によるパネルディスカッションがライブ配信されます。分科会は「アイヌ文化学習」や「炭鉄港」など道内色豊かな全25プログラムを配信します。「北海道のNIE」をご覧ください。

オンデマンド配信は2021年11月30日で終了しました
お申込み期間 2021年7月5日(月)~8月31日(火)
配信期間 2021年8月16日(月)~11月30日(火)
参加料金

学校関係者・一般 1,000円 新聞関係者2,500円

※料金には資料集代、送料、税が含まれます

※資料集は分科会用テキスト(123ページ程度)および北海道NIE推進協議会の2020年度実践報告書(152ページ)です

【大会スローガン】

新しい学びを創るNIE

~家庭、教室、地域をむすぶ~

【全体会】 全編ライブ中継いたします(無料公開)

※全体会の模様は8月下旬にオンデマンドでも配信します(参加申込者のみご覧いただけます)

8月16日(月) 14:00~ /札幌文化芸術劇場hitaru(ヒタル)

司会:古崎可純さん(札幌北高等学校3年)、山田涼平さん(札幌日本大学高等学校3年)

●開会式(14:00)

あいさつ 丸山 昌宏 日本新聞協会会長
倉本 博史 北海道教育委員会教育長
檜田 英樹 札幌市教育委員会教育長
歓迎のことば 宮口 宏夫 北海道新聞社代表取締役社長
基調提案 菊池 安吉 NIE全国大会札幌大会実行委員長

●基調講演(14:40)

~ノンフィクション作家 梯久美子さん~

『歴史と出会うーー新聞という回路』

梯 久美子(かけはし・くみこ)

 1961年、熊本市に生まれ、札幌市に育つ。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。2005年のデビュー作「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書はアメリカ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、チェコ、ハンガリー、韓国の8カ国で翻訳出版されている。16年刊行の「狂うひと 『死の棘』の妻・島尾ミホ」で、読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞を受賞。近現代史における戦争と人間というテーマを一般読者に向けて執筆し、小学校と高校の国語教科書にも作品が掲載されている。
 主な著書に、戦争体験者を取材した3部作「昭和二十年夏、僕は兵士だった」「昭和二十年夏、女たちの戦争」「昭和二十年夏、子供たちが見た戦争」(いずれも角川文庫)、「昭和の遺書 55人の魂の記録」(文春新書)、「百年の手紙 日本人が遺したことば」(岩波新書)、「原民喜 死と愛と孤独の肖像」(同)などがある。現在、大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞、土門拳賞、馬事文化賞、やなせたかし文化賞の選考委員を務めている。

●休憩(16:10~16:25)

●パネルディスカッション(16:25)

大会スローガンをテーマに家庭、地域、学校という立場から「新しい学び」に関する議論を深めます ~司会 松本裕子さん~

松本裕子(まつもと・ゆうこ)

 2004年から14年まで、UHB北海道文化放送で「uhbスーパーニュース」キャスターを務める。ニュースキャスター時代は、報道記者としても教育シリーズ「まなびの未来」や、がんを中心に医療取材を担当。現在は、医療キャスター、フリーアナウンサーとして活躍。函館市出身。

パネリスト

田中賢介さん

田中賢介さん

田中学園理事長、元北海道日本ハムファイターズ選手
2022年4月に田中学園立命館慶祥小学校開校予定
情報活用教育の手段としての「NIE」を語ります

「家庭」から

内山佳奈さん

美唄市在住、北海道の代表的な野菜のひとつであるアスパラの生産農家
地元紙でコラムを執筆、長女が新聞に親しむ様子から家庭における「NIE」を伝えます

「教室」から

古畑理絵さん(札幌藻岩高等学校教諭)
為国結菜さん・浜田亮太さん(札幌藻岩高等学校2年)

国語の授業における「NIE」を図書局の生徒2人とともに紹介します

「地域」から

鈴木翼さん、鈴木桃子さん ご夫妻

根室管内別海町で秋サケ定置網漁などを営む。桃子さんはスクールサポートスタッフ。
「別海町新聞の日」や「野付学」など、地域で取り組む「NIE」を夫婦で発信します

●次回開催地から ~宮崎県の紹介とあいさつ~

河野 誠司 宮崎日日新聞社代表取締役社長

【分科会】※参加申込者のみご覧いただけるオンデマンド配信となります

配信期間 8月16日(月)~11月30日(火)

●プログラム(公開授業・実践発表・特別分科会)

※授業者、発表者の都合により一部公開されない場合があります

※画像クリックでPDFダウンロード(8月14日更改)

主催 日本新聞協会
共催 北海道教育委員会、札幌市教育委員会
後援 文部科学省、日本NIE学会、文字・活字文化推進機構、全国学校図書館協議会、北海道小学校長会、北海道中学校長会、北海道高等学校長協会、札幌市小学校長会、札幌市中学校長会、北海道私立中学高等学校協会、北海道高等学校文化連盟、北海道PTA連合会、札幌市PTA協議会、北海道高等学校PTA連合会、日本教育公務員弘済会北海道支部
主管 北海道NIE推進協議会、北海道新聞社

全国の新聞各社ウェブサイトのNIE・教育関係ページはこちら

【大会ロゴについて】

今井優笑(ゆえ)さんデザイン

 「北海道」「新聞」「NIE」という基本的な要素のほか、見開き紙面を見つめるイメージを加えることで、新聞を「よく読む」というメッセージも感じられる作品になっています。
 デザインは北海道高等学校文化連盟の協力で、道内の高校美術部の生徒から公募しました。
 今井さんは当時、北海道江別高等学校3年生でした。