【設問のねらい】
司法取引の是非を効率と公正の視点から考える活動を通して、見直しが迫られる裁判員制度とともに、司法制度の在り方について考える。
【解答例】
(1)(例)他人の犯罪解明に協力する見返りに、起訴の見送りや取り消し、より軽い罪での起訴、求刑など、自分の刑事処分を軽くしてもらう仕組み。
(2)(良い点)組織犯罪捜査など、証拠や供述を得にくい犯罪の解明に威力を発揮する。
(問題点)冤罪を生んだり、罪を過大に軽くしたりする可能性がある。
(自分の考え)
・欧米各国ですでに採用されているし、これまで解決が難しい事件が解決されて安全になるなら司法取引を行ってもいいと思う。
・自分の罪を軽くするために、うその証言で関係のない人が疑われて犯罪に巻き込まれるかもしれないから、司法取引はやめた方がいいと思う。