【設問のねらい】
地域の在り方
空間的相互依存作用や地域などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア)地域の実態や課題解決のための取組を理解すること。
(イ)地域的な課題の解決に向けて考察,構想したことを適切に説明,議論しまとめる手法について理解すること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
(ア)地域の在り方を,地域の結び付きや地域の変容,持続可能性などに着目し,そこで見られる地理的な課題について多面的・多角的に考察,構想し,表現すること。
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編 P71~77参照
【解答例】
(1)
・昨年サロマ湖で、稚貝になる前の幼生が十分に育たず、採取数が減少し、それに伴って稚貝の数が減ったため。
・手間のかかる稚貝の養殖を行っている組合員数が、高齢化により減少したため。
(2)
地元の人はサロマ湖の水温上昇が原因ではないかととらえ、大学の研究者も能取湖で稚貝の大量死があった前年の12月に水温が4度になったことを例に挙げ、それぞれ地球温暖化の影響かもしれないと捉えている。
(3)
例)
・二酸化炭素を必要以上に出さないような生活を送る。
・漁業の魅力などをPRして、若い組合員を増やしていく。
・幼生が育ちやすい環境を整え、稚貝に成長できる数を増やす。
など