【設問のねらい】
いくつかに区分した日本のそれぞれの地域について、その地域的特色や地域の課題を理解し、事象の成立条件を、地域の広がりや地域内の結び付き、人々の対応などに着目して他の事象やそこで生ずる課題と有機的に関連付けて多面的・多角的に考察し、表現することができる。
(中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編 P.64参考)
【解答】
(1) 例)物価高を受けて消費者が比較的安価な鶏肉、豚肉を購入する動きが強まり、和牛肉の価格が急落したため、鹿児島県の産出額が低迷した。一方、北海道は近年、離農や猛暑、飼料価格の高騰などから、生乳の減産傾向が続き、このため酪農家が乳牛に黒毛和種の 受精卵を種付けし、産まれた子牛を販売して酪農経営の収入源にするケースが増えている。
(2) 輸入飼料が高騰する中、道内は牧草地や農地が広大で、いろんなバリエーションの自給飼料を確保できること。