【設問のねらい】
日本国民の一人として、憲法の平和主義に基づいて、戦争や地域紛争を防止し平和を確立するために率先して努めなければならない使命をもっていることについて自覚する機会とする。
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編 P162~163参照

 


【解答例】

(1) 
「核兵器のない世界の実現に向けた努力」、「核兵器が二度と使用されてはならないことを、証言を通じて示したこと」、「並外れた努力は核のタブーの確立に大きく貢献したこと」、「核軍縮の差し迫った必要性を世界に訴えてきたこと」、「肉体的苦しみやつらい記憶を、平和への希望を育むことに生かしたこと」、「核兵器が80年近く使われていないのは、彼らの貢献のおかげでもあること」等を評価した。

(2) 
ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の核・ミサイル開発で核の脅威が増す中、核なき世界に向けた機運を高める狙いによるもの。

(3)
例)
・「世界の核兵器の状況に危機感を持つ人が増えた」と記事にあるが、自分はまだその危機感がないので、世界の核兵器の状況を知るところから始めたい。
・核の脅威を生き証人として訴える被爆者の言葉を受けとめたい。
・被爆体験の伝承が続いていくような取組を考えたい。
など