【設問のねらい】
国民の生活と福祉の向上を図ることに向けて、なぜ全ての経済活動を市場の働きだけに任せておくことができないのか、国や地方公共団体はどのような役割を果たしているのか、といった市場の働きに委ねることが難しい諸問題などに関する理解を基に考察し表現することができる。
(中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編 P.147参考)


【解答例】

(1) 
・大凶作でも米を供給できるよう、政府が毎年約20万トンを買い取り、常に100万トン程度を備蓄しておく制度
など

(2) 
・新米の流通が本格化すれば極端な品薄感は解消すると判断したから。
・価格対策としての放出は想定以上の値下がりを招く懸念もあるから。

(3)
・ライフスタイルの多様化により、主食は米、パン、麺など様々になっていること。また、今まで放出された事例もそこまで多くないことから、財政上予算を圧迫してまで備蓄米を蓄えておく必要性はないと思うので、減らしても良いと私は考える。
・主食が多様化したとはいえ、国内の米の需要は依然として多い。今回のような「令和の米不足」の際にももっと簡単に、安定して米を供給するためにも備蓄量は増やした方がいいと私は考える。 
など