【設問のねらい】
地球温暖化や開発に伴う環境破壊の進行により、SDGsの考え方が広がり、地球の環境をこれ以上悪化させないよう様々な人たちによる様々な取り組みが行われている。再生可能エネルギーとしての風力発電の可能性を否定する人はあまり多くはないと思われるが、実際に建設するとなると、他の様々な課題との調整も必要となってくる。今回は、イトウとの関わりの中で生徒たちに考えさせたい。
中学校学習指導要領(平成29年告示)社会科公民的分野P163参照


【解答例】
(1) 解答例

地球温暖化防止のため再生可能エネルギーの普及を進めるジャパン・リニューアブル・エナジー社が猿払川水系周辺で最大59基の風車を稼働させる風力発電事業計画を立ち上げた。しかし、一帯は絶滅危惧種であるイトウの産卵床が多数確認される場所のため、イトウの大量死を招く恐れがあるとして、国立環境研究所の専門家が事業の中止を求めている。

(2) 解答例

イトウの産卵床などに影響のない場所に設置場所を変えるなど、自然環境に悪影響を及ぼさない形で事業を進めるなど、配慮した形で取り組んでいって欲しい。