【設問のねらい】
地域の人口の分布や動態、村落の立地や機能など特色ある事象を中核として、そこに暮らす人々の生活などに関する事象と関連づけ、過疎の問題の解決が地域の課題となることなどを多面的・多角的に考察、構想し、表現することができる。
(中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編 P.67参考)
※ あわせて、財源の確保と配分という観点から、財政の持続可能性と関連づけて考察し、表現させることも考えたい。
【解答例】
(1)・少子化(人口減少)に伴う小中学校の統廃合
・施設の老朽化に伴う小中学校の統廃合
(2)【メリット】
・エアコンが効いていて夏も冬も快適
・交通事故や悪天候時の心配がなく、徒歩やJRより安心
【デメリット】
・運動部に所属する生徒が遅くまで練習できなかったり、放課後に友達と遊びづらい。
・バス通学費用の市の負担が、対象者が増加することで今後も続くかどうかの懸念がある。
・土日の部活動などの際にはスクールバスは運行されない。
(3) 例1)部活動とも地域へ今後移行していく可能性があることから、登下校の問題だけではなく、もっと大きな義務教育に関わる問題として議論していくべきである。
例2)自転車通学が認められている地域もあるので、スクールバスと自転車通学とを併用し、少子化が進んでも持続可能な施策を考えていかなければならない。
など
(自分自身や身近なところから考えをめぐらせ、自分自身考えが記入できていればよしと考える)