私は地域のバドミントンクラブに入っています。クラブは3グループに分かれていて、4・5年生グループに入っています。でも、いつも私は「ひとりぼっち」にされて組む相手がいなかったり、円陣に入っていないうちに練習が始まったりします。最近、バドミントンの時間が「苦しい時間」になりました。どうしたらいいですか?

  大好きなバドミントンのクラブに入っているのですね。スポーツは、上手になることを楽しみながら、友だちとふれあい、体と心を育てていくものです。その練習が「苦しい時間」になってしまったとは、つらいですね。
 お話を聞くと、あなた1人だけ4年生で他は5年生。5年生ぐらいになると同じ学年の気の合った人同士で、固まってしまうことはよくあることです。
 また、まだ下の学年に気を使うこともあまりできない面もあるのです。そのため、4年生のあなたを「ひとりぼっち」にさせてしまっているのかもしれません。
 まず、練習で組む相手がいない時は「私も入れて」と声をかけたり、円陣に入っていないうちに練習が始まったら、「待って」と思い切って言ってみてはどうでしょう。
 さらにコーチにあなたの気持ちを話してみましょう。コーチの人には、あなたの「苦しい時間」が見えていないのかもしれません。1人で心細かったら、お父さんやお母さんに相談して、一緒にコーチの人とお話をしてもいいですよ。
 バドミントンの練習が楽しい時間になるといいですね。(原田勇

 はらだ・いさむ 北海道子どもセンター相談員。元北海道教育大学札幌校非常勤講師。元小学校教員。1947年、深川市生まれ。

 質問は過去の相談事例や投稿を基に再構成しています。