私は小さな町に住んでいます。先日、クラスに外国から来た女子が転校してきました。覚えたての日本語であいさつするなど明るい感じの子で、早く友達になりたいと思いました。でもどう関われば良いか考えているうち、彼女から笑顔がなくなり休みがちになってしまいました。外国から来た子と、どうつながりを作っていったら良いですか。

回答者 国保いずみさん(北海道子どもセンター研究員)

  ここ数年、北海道も都市部以外でも外国籍の子どもたちが増えてきていますね。あなたは、外国から来た転校生とも国や言葉の違いを超えて仲良くしたいと思っているのですね。
 外国から来たその子の気持ちをちょっと想像してみましょう。遠い日本に来て見慣れない町並みや風景、気候の違い、生活や文化の違い、通じない言葉や友達のいない学校など環境の変化に大きな戸惑いと不安を抱えているはず。そうした子にとって、気にかけてくれる存在はとても心強くうれしいことでしょう。
 「友達になりたい」と考えているあなたにできることはたくさんあります。まずはあいさつから始め、どんどん話しかけてみることです。もちろん日本語でかまいません。その国の言葉を調べて声をかけたり、翻訳アプリを活用するのも良いでしょう。
 そして一緒に何かをするなどの関わりを持つことです。例えば、最初は折り紙やトランプなどの手遊びやゲーム。音楽を聴いたりおやつを作ったりしても楽しいですよ。小さな町であれば図書館や体育館など一緒に歩いて町案内をするのも良いと思います。
 さらに友達も誘って一緒に何ができるか考えてみては。関わりをつくろうとするあなたの存在が「気にかけてくれる人がいる」という安心感を与え、信頼関係が深くなっていくのではないでしょうか。
 日本語支援の先生たちは一様に、外国から来た子は日本の子どもたちとのつながりを強く求めていると言います。友達になることはその国の人や文化を知る機会にもなりますね。
 日本に住む外国人が増える中で「多文化共生」ということが大切と言われています。この機会に先生や友達と調べてみたり、どう接したら良いのか皆で考えてみてはどうでしょう。

 小中高生や保護者のよくある悩みと、解決へ向けた考え方を過去の相談事例などをもとに紹介します。