Q 私は4月から中学生になるのですが、不安がいっぱいです。私には姉や兄がいないので中学校は「勉強が難しいだろうな」「内申書って何?」「小学校よりきびしそう」と想像するしかありません。友だちも「中学校での友だち関係が不安だ」と話していて、だんだん心が重くなっています。いいアドバイスをお願いします。
回答者 及川宣史さん(北海道子どもセンター子どもの権利委員)
A 不安な気持ちで春を迎えるのはつらいですよね。そんな中で「困っている」と言葉にしてくれたあなたは立派です。気持ちを1人で抱え込まなかったことを、まず自分でほめてあげてください。
中学校はあなたにとって分からないことが多い世界ですから、不安になるのは自然です。大人だって知らない世界に対しては「うまくいくだろうか」「失敗したらどうしよう」と心配になるものです。では、どうしたら不安が少し軽くなるのでしょうか。
一つ目に伝えたいのは「情報を集めてみては」ということです。分からないことが多いと、どうしても不安がふくらみます。教科担任制や宿題のこと、校則や部活動の雰囲気、いじめがあるのか、そして内申書のことなど、知りたいことを確認してみると気持ちが落ち着くかもしれません。
中学校訪問や中学校の先生が来てくれる機会があれば、思い切って質問してみましょう。友だちの兄や姉から中学校の話を聞くのもいい方法ですね。
二つ目に伝えたいのは、あなたは1人ではないということです。あなたの周りには、悩みを一緒に考えてくれる人が大勢います。家族はもちろん、担任の先生や他の先生方もあなたの味方です。中学校に入れば、そこの先生方もきっと親身に相談に乗ってくれます。大切なのは少し勇気を出して相談してみることです。
三つ目に伝えたいのは、あなたは既に心の準備を始めているということです。
不安を感じているのは、それだけ新しい生活にしっかり向き合おうとしている証拠です。中学に入ってから慌てるのではなく、今から自分の気持ちと向き合っているあなたは、とても前向きです。道は必ず開けるはずです。
春になれば、あなたが想像するよりも明るい中学校生活が、きっと待っていますよ。ファイト!
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小中高生や保護者のよくある悩みと、解決へ向けた考え方を過去の相談事例などをもとに紹介します。