Q 給食の時間がつまらないです。コロナになってから黙食になり、机は縦1列になって前を向いて黙って食べています。その前は、給食時間はおしゃべりするのが楽しくて待ち遠しかったのですが、今はちっとも楽しくありません。どうすればいいでしょうか。
回答者 谷光さん(北海道子どもセンター運営委員長)
A 6時間も続く勉強の間に、ほっと一息つけて友達と楽しくおしゃべりできる給食時間は、本当に待ち遠しい時間のはずです。君もそんな楽しい時間を経験しているのですね。その楽しみを奪われている気持ちは痛いほどわかります。みんなで食べる、楽しく食べるということの意味をもう一度考えてみたいですね。
コロナ対策も以前からみると変わってきており、給食についても国は昨年11月、「ちゃんと感染対策をしていれば、会話もOK」としました。でも、しばらくは元のようにいかないかもしれません。
さて、何か楽しくできる方法はないか一緒に考えてみましょう。みんなで交流しながら食べることを考えたらどうかな。君たちはタブレットとか上手に使いこなして、いろんなことができるじゃないですか。いろんなアイデアを出し合い、先生と一緒に話し合えば、楽しい企画がどんどん出てくる気がします。例えば、電子黒板を使った4コマ漫画展、ダンス発表会とかの動画コンクールなど。
おしゃべりはできなくても、話し合いや準備をする中で、友達の今まで知らなかった得意なこと、面白いことを発見したり、力を合わせて活動する楽しみ、成功したときの喜びなどを経験できます。それが楽しい給食にすることにつながるんじゃないかな。
でも食べるという行為は、人それぞれ違いがあるものです。ゆっくり食べる子、静かに食べたい子もいるかもしれません。そんなことも考えて話し合ってほしいと思います。
私は、外国から来た子に日本語を教えるボランティアをしています。今、一緒に勉強している4人の子は、それぞれ違う国から来ていますが、みんな日本の給食はおいしく「I love kyushoku!(アイ・ラブ・キュウショク)」「きゅうしょく だいすき!」と言っています。おいしい給食を、みんなで楽しく食べてください。
質問は過去の相談事例や投稿を基に再構成しています。