NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

悩みごとナビ

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 小中高生のよくある悩みに答えます。執筆者は、子どもの心理を研究する北大大学院教育学研究院付属子ども発達臨床研究センター(札幌)と、電話相談に応じている元教員グループ「北海道子どもセンター」(札幌)の先生方です。取り上げてほしい悩みやテーマをお寄せください。

学校に行く気になれない(中2男子)

  同じ学校に仲のいいグループがありましたが、2学期になってその中の友達と口げんかをしてからグループに居づらくなりました。学校にも行きたくなくなって、今は休みがちです。担任の先生は学校に来るよう励ましてくれますが、勉強もわからないところが多くなって行く気になれません。

回答者 長谷川敏之さん(北海道子どもセンター研究員)

  友達との関係は大きな問題ですね。誰かといることで安心感がありますが、うまくいかないと不安になるものです。不安を抱えてきたあなたは本当につらかったことでしょう。
 あなたの悩みには「友達との関係」と「学習がわからない」という二つがあるようです。まず友達との関係ですが、「いじめ」と感じているのならしっかり先生や親に相談すべきです。そうでなければもっと柔軟に考えてこだわらないことです。幸いあなたには話を聞いてくれる先生がいます。グループの友達の中にも心配してくれている人がいるはずです。当面は先生や友達との関係を頼りに学校生活へチャレンジしてはどうでしょうか。別室への登校という方法もあります。あなた自身のためにも一歩踏み出す勇気を持ってほしいと思います。
 学習に関しては、率直に先生と相談してみてください。学校以外の学習の場も考えてみましょう。「わからない」と諦めるより、一つでもわかるようやってみることが大切です。自分のペースで取り組みましょう。
 それでも「どうしても学校にいけない」と悩む時は、もう心が悲鳴を上げているのかもしれません。無理をしないでください。近年は「学校に行くのがつらい」と思う子どもが増えています。友達から孤立したり進度の速い学習についていけなくなったりしているのに「みんなと一緒」、あるいは「学力」や「受験競争」というプレッシャーをかけられているからです。
 まず家族に率直に打ち明けましょう。スクールカウンセラーに相談するのも一つの手です。ゲームのやりすぎや生活リズムの乱れにも気をつけ、外に出る工夫もしながら過ごしましょう。家族も理解してくれるはずです。そのうちにエネルギーが蓄えられ、望む生活ができるようになりますよ。あなたが元気に過ごすことが何より大切なのです。

 質問は過去の相談事例や投稿を基に再構成しています。

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