簡単そうに見えるのに、なぜか解けない…。このような経験をしたことがあるのではないでしょうか。数学には、そんな「解けそうで解けない問題」がいくつかあります。「コラッツ予想」は、その一つです。
 問題は小学生でもわかるほど簡単であるため、今までに多くの人が証明しようと挑んできましたが、80年以上証明されていない難題です。この問題を解こうと時間を費やすうちに数学の面白さにひかれ、数学に傾倒していったという人も少なくないでしょう。私もその一人です。
 ところで近年、「実用」という言葉が教育において重視されています。私は、このことによって「純粋な学問」を深く追求することを放棄し、実用性や効率のみを重視した教育が行われるのではないかと、とても危惧しています。それでは教科の「面白さ」に気付くことはないでしょう。生徒が面白さに気付ける学校教育になるよう、願っています。