先日、用事があったため車で急いでいた。信号待ちの間、救急車の音が聞こえてきたので、どこから来るのか母と周りの動向を見ていた。すると、少しはなれた所に救急車が走っているのが見えた。だが、その周囲の車は道をあけない。母も私もおどろいてしまった。一分一秒で左右される「命」について、私は考えていた。
 脳裏をよぎる記憶があった。家で飼育していた「ベタ」という美しい熱帯魚のことだ。ジャンプ力が強いため、2度水そうから落ちたことがある。1度目は偶然にも、落ちたタイミングが目に入って救助できたが、2度目は気付くことができず死んでしまった。そのことは今も悔やんでいる。
 命はいつも危険ととなり合わせ。だから人は協力し、支え合う。救急車が命を救うために急いでいたら、こころよく道をあけられる大人になりたい。