私は気持ちを言葉で表現するのが苦手です。周りからよく「余計なことばかり言う」と言われ、感情を言葉で伝えることが怖くなり、心にため込んでいました。
 しかし、心にためるのは限界がありました。限界になった私は、たまった気持ちを表現できるものを考え、絵にたどりつきました。たまった感情を詰め込んでいくと、いつしか私の特技は絵を描くことになっていました。
 ある日、母が私の部屋に入ったときに絵を見て、祖母に私の絵を渡しました。それからも月に一度渡すと、祖母はすごく喜んでくれます。これがきっかけで、さらに周りの人に私の絵で喜んでほしい、誰かの役に立ちたいと思うようになりました。
 今、私は「こども食堂」のポスターを描いています。最初は自分のために描いていた絵は、ひょんなことから周りに喜んでもらうためのものに変わりました。絵は私の特技です。