学校の第2回定期考査が終わり、返ってきたテストの点数に気持ちが下がっていた頃であった。そんな私の気持ちを鼓舞する同年代のうれしいニュースが舞い込んだ。
 将棋の藤井聡太二冠(当時)が、第6期叡王戦5番勝負でタイトルを奪取し、最年少三冠記録を28年ぶりに更新したのだ。
 彼の強さの理由について調べていくと、メディアの解説の多くが「謙虚な姿勢」と「たゆまぬ努力」を理由として挙げていた。記録を意識せず、常に探求し続ける彼の姿勢に「自分はどこかで妥協してしまっていたのではないか」と気付かされ、同じ10代として、その人間性に衝撃を受けた。
 19歳1カ月という若さで記録を更新し、さらに竜王のタイトルも奪取した藤井四冠。これからも彼の記録の塗り替えを楽しみにするとともに、私も定期考査は「たゆまぬ努力」と「謙虚な姿勢」で頑張ろうと強く感じた。