私の通う学校の教室の窓から見えるのは、緑が奇麗な木々と遠くを囲む山々ばかり。暗くなれば、月の光と虫の声があたりを包むようになる。そんな田舎の町だ。見たい映画や行きたい店があれば「遠出」をする必要があり、時間や手間がかかる。
 しかし、このような田舎の町を選んで移住して働く人がいる。学校の授業の中で町の企業で働く人に会ったり、町のホームページでお店を経営している人を見たりすると、共通している点があった。それは町の風景や自然に、魅力や可能性を感じて移住してきたことだ。「のどかな町の雰囲気に癒やされ、豊富な木々で持続可能な社会を目指せる。そんな魅力がここにはある」と言うのだ。
 ずっとこの地域に住んでいる私としてはうれしいかぎりだ。そして多くの人に、一度はこの自然豊かな田舎の雰囲気に触れてみてほしいと思う。きっと魅力を感じられるはずだ。