魚は私と祖父の思い出だ。
 昔私は食が細く、好き嫌いも多かった。今も好きで、昔も大好きだった食べ物が一つだけある。それは魚だ。1歳で初めて魚を口にした。それは漁師である祖父が釣った魚だった。
 物心つく頃から、祖父の家へ行くと毎日焼き魚を食べていた。私は魚が大好きになった。そして祖父は私に焼き魚で箸の使い方を教えてくれた。おかげで私は箸を使うのが得意なのだろう。
 私は魚に興味を持ち、魚のおいしい部位などを教えてもらった。魚には私と祖父の思い出が詰まっている。14年がたち、今も祖父との会話では必ず魚の話が出てくる。祖父が釣る魚は店で売っている魚より何倍もおいしいと感じている。
 祖父が釣る魚は世界一おいしい。私の大好きな魚は、祖父が釣ってきてくれる魚。魚は私にとって祖父とのかけがえのない思い出なのだ。