この頃、自分の言葉の伝え方について考えるようになった。私が目指すのは、「自分も相手も大切にする言葉の伝え方」だ。
 私はもともと語彙(ごい)力がある方ではなく、それに加えて目が悪いため、遠くのものを見るときはにらむような目つきをしてしまうことがコンプレックスだった。
 私は以前、姉とよくケンカをしていて、物を貸し借りするときもいつも身構えるような気持ちで接していた。だが、たまたま機嫌が良かったときに、姉に明るく「これ貸して」と言うと姉も同じテンションで「うん。いいよ」と言ってくれたのだ。そのとき私は「自分の伝え方次第で相手の反応も変わる」ということに気づいた。相手と楽しく話したいなら、まず自分から相手が話しやすい環境をつくることが大事だとわかった。
 私の大切な人たちに、もっと楽しい笑顔の輪が広がるように、自分も相手の気持ちにも寄り添える、そんなすてきな人に私はなりたい。