新型コロナウイルスの影響で、ネット上では「自粛警察」という言葉を目にするようになった。偏った正義感などから私的な取り締まりや攻撃を行う一般市民のことだ。
 営業自粛をしない店に貼り紙をしたり、県外のナンバーを付けている車に嫌がらせをしたりなど、悪質であったり、執拗(しつよう)であり、時には違法性もあったりする。このような行為を行うことによって、外出自粛中の暇をつぶしたり、当たり前の日常を奪われたことに対するストレスや不満のはけ口としたり、自分は社会に貢献しているのだと思い込み、充実感や達成感で自分を満たしているのだろう。
 今、人々に必要なものは互いを思いやれるような「心の余裕」だと思う。自分の気持ちを他人にぶつけて攻撃をするのではなく、自分を見つめ直し、一呼吸置いて行動に移すことを心がけていくべきだ。