ぼくは新型コロナウイルスの感染拡大の中で思ったことがある。
 それは「人間は本当の危機にならないと危険を感じない」ということだ。こう思ったのは、全国一斉休校が始まったころだ。まだ感染者が全国で1日に60人くらいだったときに、ニュースで「自分は感染しない」と言ってたくさんの人が出歩いていたのを見たからだ。
 もう一つ思ったのは、デマを信じないつもりでも、流されそうになることだ。
 「トイレットペーパーが足りなくなる」「ニンニクを食べたらかからない」。このような根拠のない情報なのに多くの人が信用して買い占めに走ってしまうことが、毎日のように報道されていた時期があった。
 今は、がまんの時。だけど、がまんしすぎて家庭の中でドメスティックバイオレンスや虐待に発展してもダメだ。みんなが自分なりのストレス発散法を見つけることが大切だ。