兄の友達の弟はダウン症だ。同じ小学校に通っていたとき、「マーくん」と言って手を振ると、返事をしてくれた。新聞でダウン症出生数についての記事を見て、この光景がよみがえった。
 記事には「近年、妊婦の高年齢化でダウン症の出生数が増えるとの予測があったが、出生前診断の普及により、実際には2016年までの7年間の出生数は横ばいだった」というような内容の論文が紹介されていた。出生前診断が出生数に影響しているというのだ。これは、ダウン症への偏見が関係していると思う。記事には「ダウン症の子や親は不幸だ、育児の費用が高い、などの偏見がある」「家族は日々の小さな成長にふれて幸せを感じる」ともあった。
 街でダウン症の方を目にしたとき、皆さんはどう思うだろう。マジョリティーがマイノリティーを排除しようとする社会は、誰もが住みよい社会ではない。私は特定の人を排除することのない社会をつくりたい。