青砥和心(わこ)さん=写真左=、高橋遼さん=同右=

青砥和心(わこ)さん=左=、高橋遼さん=右=

 本年度の全道高校新聞コンクール(道高文連、北海道新聞社主催)で、最優秀、優秀に次ぐ奨励賞を受けた。中高一貫教育の同校新聞局員8人は現在、全員中学生で異例の入賞。3回生(中3)の青砥さんは満足することなく「高校生の文章とは圧倒的に差があった。今後は語彙(ごい)力をつけたい」と紙面のさらなる向上を誓う。
 唯一の後期生(高校生)だった局長が引退した昨年6月、高校生が一人もいなくなった。これを受け青砥さんが局長になり、同学年の高橋さんが副局長に選ばれ「中学生コンビ」が誕生した。2007年の開校から、新聞局の顧問を務める坂根利香教諭は「中学生だけの新聞局は登別明日では初めてだが、これまで高校生レベルを意識してやってきた(中学2、3年生の)局員ばかり」と新年度以降、大きな可能性が開花することを予感している。
 昨年10月のコンクールで表彰された「登別明日新聞」は、英語学習に力を入れた3回生の本州見学旅行、卒業を控えた6回生(高3)の部活愛メッセージなどを記事に取り上げた。学校の歴史を記録し、生徒の生き生きした活動を伝えるのを新聞局の目標にする。
 発行している新聞は写植と速報版の2種類がある。写植は記事データを室蘭市内の印刷所に送り年2回、平均8ページ。速報版は記事の鮮度を重視しB4判1枚裏表で、校内のプリンターを使い年間60号程度を目指す。平日の放課後2時間を活動に充てている。
 局長の青砥さんは4コマ漫画も描くが、時には複数の記事やコラムでも健筆を振るう。「坂根先生の原稿チェックで読点が入る意味も知りました」。岩見沢市出身。寄宿舎生活も3年近くになる。
 一方の副局長高橋さんは登別市内の小学校時代に新聞づくりの面白さを経験し、新聞局に入局した。得意分野は紙面割り付け(レイアウト)。2人は互いに「遼」「和心」と呼び合うほど気心の知れた仲だ。
 坂根教諭は「地味な部活ですが、にぎやかにやってます」と目を細める。