3月にオンライン会議システムで行われた「大学のNIEを考える会」の会合に旭川から参加。多くの大学教員に交じり、新聞を活用した地域学習の指導案作りを報告した。
 「最初は難しい新聞をどう使っていいか分からなかった。でも使ってみて、せっかくなので将来は実践もしてみたい。もちろん教師になって」
 旭川大学の斎藤真宏教授(教育学)ゼミナール生。教員志望で昨年、継続的に連携している市内中学校の地域学習にゼミ仲間と出向くことが計画されていた。しかし、新型コロナウイルスの感染症拡大のため地域学習が取りやめになった。
 指導案作りは自分たちが地域学習に行くという想定でオンライン会議に向け、ほかのゼミ生3人と準備した。地域づくりに必要なのは教育と位置づけ、大学生が子どもとともに地域の取材やフィールドワークをこなし記事にまとめ、発表する計画案。授業時間は反省や振り返り授業も含め、計20時間を充てている。
 新聞を読むため大学図書館にある長期間の新聞を読んだ結果、新聞活用で「地域の出来事について知ることができる」「新聞を読むことで情報の整理・分析する力を養うことができる」と気づく。生徒用の取材の手引きも作成、北海道新聞が旭川地域面で掲載した記事「まち巡り ひと巡り」も資料に添えた。
 実は昨年、市内の別の中学校で指導する学習会があり「教職デビュー」を果たした。想定より難しかったが、「終わった後、コメント用カードに『楽しかった』と書かれていて」と声を弾ませた。
 教師を志すのは小学校時代、バドミントンチームの監督だった女性教諭に憧れたから。現在は自身が市内の中学校でバドミントン部の臨時コーチを務める。旭川市出身。(森田一志)