来年8月16、17日に開催が予定されるNIE全国大会札幌大会(日本新聞協会主催、北海道NIE推進協議会など主管)で、大会2日目の17日に北大会場で行う公開授業や実践発表などの概要が固まった。プログラム数は分科会23に特別分科会1を含め全24になり、各地から多くの教職者らが参加する「オール北海道」の体制になる。(森田一志)

 新学習指導要領の実施が本年度の小学校から始まり、目標とする「主体的・対話的で深い学び」を軸に、新しいNIEの実践に光を当てる。
 公開授業の教科は国語、社会、道徳のほか、生徒が自ら課題を設定する総合(探究)やデジタル世代を視野に入れた情報もある。若手からベテランまで教師8人が具体的なテーマと内容を検討中だ。
 実践発表ではアイヌ民族に関する文化学習もテーマになる。今年7月、胆振管内白老町に開業した「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の理念を支援する。食糧基地・北海道、過疎と小規模校の取り組みや特別支援教育にも向き合う。
 大学からは情報通信技術(ICT)教育を専門にする中川一史・放送大学教授(札幌出身)が「GIGAスクール時代」をテーマに参加する。
 特別分科会では日本遺産「炭鉄港」について夕張市石炭博物館館長でもある吉岡宏高さんが北大会場と美唄中の授業を結ぶウェブ中継で地域と新聞の親和性に触れていく。
 同推進協の上村尚生コーディネーターは「多面的多角的な視点で考え発信できる子どもの教育には、新聞活用が大事だと知ってもらう大会にしたい」と語る。

NIE全国大会札幌大会 授業者・発表者