NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<四季の実践>28*スクラップ 感想添え深み*佐藤雅輝(上川管内美瑛町立美馬牛中教頭)

 本校はNIE実践指定校として、複数の新聞を読む機会があります。全校で取り組んだ、気に入った新聞記事を切り抜いて感想を添える「スクラップ活動」を紹介します。

 《1》テーマを決める 生徒自身が興味関心に合わせて各自のテーマを決めます。「地元のニュース」「動物」「スポーツ」などさまざまで、考えたテーマで生徒一人一人の考えや関心の方向が分かります。

 《2》記事を選び、切り抜く 新聞の紙面は、記事の流れ方が分かりにくい場合もあるので、切り抜く記事をあらかじめマーカーなどで囲みます。テーマに沿って選んだ記事をしっかり読み、気になった箇所や「なるほど」と思った文章に傍線を引くと、後で感想を書く時に便利です。

新聞スクラップにつながる取り組みとして、「朝の会」で気に入った新聞記事を紹介する「1分間スピーチ」に取り組む学級もあります。発表を終えた記事は教室に掲示し、他の生徒が読めるようにしています

新聞スクラップにつながる取り組みとして、「朝の会」で気に入った新聞記事を紹介する「1分間スピーチ」に取り組む学級もあります。発表を終えた記事は教室に掲示し、他の生徒が読めるようにしています

 《3》ノートに貼る 記事の切り方や貼り方など、読み手に分かりやすく伝えるためのレイアウトの工夫が、楽しさの一つです。

 《4》要点や感想を書く 一つ一つの記事ごとに、要点、自分の主張・感想などを書きます。記事の言葉や内容で分からないこと、気になることを書籍やインターネットなどで調べて書き入れると、一層理解が進み、完成したスクラップに深みが生まれます。

 ノートの最後に、全体を通して学んだことを書きます。一つのテーマを追求することで、自分自身の考えに変化が見られるかもしれません。そのことに気付くのも楽しさです。
 以上の作業をこつこつ続けることで、スクラップ帳が完成します。

<ひとこと>
 小学校低・中学年の児童にとって、記事を読むことは難しいかもしれません。その場合でも、新聞に掲載された「いいなと思った写真」を集めることはできます。自分の興味関心に合ったすてきな写真集ができることでしょう。
 スクラップ帳作りは、児童・生徒にとって、記事を「読む」「書く」ことから、学ぶ意欲が刺激される取り組みです。さらに表現力を養い、自分の考えや感じたことを相手に伝えることでコミュニケーション能力を培うのにも最適です。(さとう・まさき=NIEアドバイザー)

 「四季の実践」は今回で終わります。

ページ上部へ