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北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<四季の実践>26*「はがき新聞」で書く力を*池田圭子(十勝管内本別町立勇足小教頭)

 相手にきちんと伝わる文章を書くのは難しいものです。『はがき新聞』は新聞とはいっても、はがき程度の大きさなので「文章を書くのは難しい」「文章を書くのは苦手だな」と思っている子どもも楽しく取り組めます。書く力が身に付き、深い学びにつながります。

2年生の上田弘法(ひろのり)君の作品。ボーリングでストライクが出た時の感動をクラスのみんなに伝えました。見出しを「やったー!ストライク」としたことで、内容を効果的に伝えることができています

2年生の上田弘法(ひろのり)君の作品。ボーリングでストライクが出た時の感動をクラスのみんなに伝えました。見出しを「やったー!ストライク」としたことで、内容を効果的に伝えることができています

 【実践の手順】

 《1》テーマと内容 誰に読んでもらうか、何のために何を伝えるかを意識する。

 《2》割り付け 専用の用紙でイラストや写真、見出しの位置などを考える。文章だけでなく割り付けでも自分らしさを楽しめる。

 《3》題字・見出し 題字は少ない字数で考える。見出しは一番伝えたいこと、パッと見ただけで内容が伝わる言葉を選ぶ。

 《4》記事 一番伝えたいことに絞ると書きやすい。したこと、あったことだけでなく、うれしかったこと、楽しかったこと、感謝の気持ちなども書くと、書き手と読み手の心が響き合う。

 《5》イラスト、写真 使うことで伝わりやすくなる。楽しく自由な発想で。

 《6》仕上げ 文字の間違いを直す。題字や見出しは太くはっきりと、枠やふちどりはしっかり濃く書く。

 《7》交流 友だちと作品を見せ合い、感想を述べ合ったり、良いところを認め合う。

 <ひとこと>
 実際に作ってみると実にきれいにできるので満足感が得られます。「読んでもらいたい・知ってほしい・知らせたい」という意欲が高まります。何を書くか、誰に読んでもらうかがはっきりしていて、低学年でも取り組みやすいです。
 また少ない字数で伝えるので要約力が養われ、文章を書く力、文章を構成する力が身に付きます。「書けた」と、できる喜び、つくる喜びを実感でき、子どもたちが自信をもって取り組むことができます。
 完成後は読み合って、感想を述べ合い、アドバイスし合い、内容についてグループで話し合うことで、「主体的・対話的で深い学び」への授業改善に活用することができます。(いけだ・けいこ=NIEアドバイザー)

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