NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<四季の実践>21*スマホ依存対策の提案を*高瀬敏樹(市立札幌旭丘高教諭)

 高校生はほぼ全員がスマートフォンを持っています。中には初めてスマホを持つ生徒もいます。勉強に集中しなければならない大切な時期に、スマホに費やす時間はできるだけ減らしたいものです。親子でルールを作っている家庭もあると思いますが、自分で管理できることが望ましい姿です。依存度を客観的に把握するとともに、新聞記事から問題点等を調べ、自分が取り組める対策を考えさせる取り組みを紹介します。

授業で使ったワークシートの一部。スマホ依存記事の要約・感想、自分が採用する対策などを記入する

授業で使ったワークシートの一部。スマホ依存記事の要約・感想、自分が採用する対策などを記入する

 《1》自分の依存度を把握
 国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)のウェブサイトで公開しているネット依存のスクリーニングテスト(特定の疾病を有する確率の高い人を選別する検査)を2種類受けさせ、その判定結果を基に現状を把握させます。

 《2》新聞記事で「スマホ依存」問題を客観視
 新聞記事データベースを利用して、「ネット依存」「ケータイ依存」「ゲーム依存」と共に、いつ頃から社会問題化しているのかを調べさせます。さらにスマホ依存対策に関する記事を検索させ、どのような対策があるのかをまとめさせます。

 《3》対策を考えグループで話し合う。クラスでも共有
 既に自分が行っていることを含め、アイデアを出し、できるだけ多く具体的な対策をワークシートに記入します。その上でグループで話し合って、最も効果的であると考えた対策を「学校SNS」に投稿し、クラス全体で共有し評価し合います。

 《4》自分が取り組む対策をまとめる
 全てのグループの提案を聞いた上で、各自が採用する対策をまとめてワークシートに記入します。最終的に自分のルールを確立させ、それを文章化させます。

<ひとこと>
 多くの読者を抱えている新聞記事を用いることで、社会問題化していることが自然と認識できます。今回は短時間で信頼できる情報を収集するため、新聞記事データベースを用いましたが、教師が事前にピックアップした記事を使うことでも同様の効果が期待できます。(たかせ・としき=NIEアドバイザー)

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