NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<四季の実践>20*卒業式を記事にしよう*福沢秀(富良野市立樹海中校長)

 「朝のNIE」を実践する学校が増えてきていると聞いています。週1回でも、子どもたちに記事の要約や視写をさせる取り組みは、読解力や文章をまとめる力の向上に有効であると考えます。その取り組みを授業にも生かすことができれば子どもたちの意識も高まります。そこで、校内の出来事を新聞記事にする授業に、「朝のNIE」を生かす取り組みを紹介します。

 《1》朝のNIE
 前任の富良野西中では、全国学力・学習状況調査やチャレンジテストの結果を分析し、国語の読解力や文章をまとめる力の向上が必要と考えました。校内学力向上委員会が主導し「朝のNIE」に全校で週1回取り組みました。

「卒業式新聞」作成の様子。写真と見出しの構図が決まり、記事を書き出しています

「卒業式新聞」作成の様子。写真と見出しの構図が決まり、記事を書き出しています

 《2》ワークシートと写真の準備
 授業の準備です。ワークシートはA3判で、左半分に授業課題に即した記事を参考に載せ、右半分に記事と感想を書く欄を作ります。
 生徒数×2ほどの写真を準備します。今回は、卒業式のいろいろな場面の写真10種類を印刷したA4用紙を6枚用意しました。生徒30人の倍の計60枚です。

 《3》新聞記事を書いてみよう
 「西中の卒業式を新聞記事にしよう」という課題で授業を行います。まず新聞記事の特徴について学級全体で確認します。その後、卒業式の写真からお気に入りの1枚を選び、生徒自身がはさみで切り取ります。

 《4》見出しと記事を考える
 自分で選んだ写真からその時の卒業生や先生方の様子などを想起させ、写真にぴったりの見出しを考えさせます。見出しと写真の位置を決めたら、その写真にちなんだ状況をまとめる簡単な記事を作ります。

 《5》グループ内で評価
 できあがった記事についてグループ内で発表し合い、お互いにそれぞれの記事の良さを評価します。

<ひとこと>
 NIEの成果は一朝一夕で現れません。しかしながら、子どもたちの成長は見とりたいものです。そこで、毎週取り組んだことを学年末に授業に生かす実践を紹介しました。
 新聞を読まない子どもが増加する中、「朝のNIE」は、世の中の出来事を読み取る有効な手段となります。富良野西中では「地域の記事」を活用することで子どもたちに興味・関心を持たせました。継続して取り組むことで、紙面構成等も自然にイメージされていたようです。ぜひチャレンジしていただければと思います。
 この実践は前任校(富良野西中)1学年を対象に鏡拓也教諭(現旭川永山中教諭)にお願いしました。(ふくざわ・すぐる=NIEアドバイザー)

ページ上部へ