NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<四季の実践>19*まわしよみ新聞作り新鮮*菊池安吉(旭川市立神居東中校長)

 若者の新聞離れが深刻です。今回は、北海道教育大学旭川校で社会科教育法を受講する40人を対象に、新聞というメディアのもつ良さや新聞づくりの楽しさを体感することを主眼に「まわしよみ新聞」の実践に取り組みました。

 《1》まわし読みタイム
 新聞を読んで、自分が興味を持った記事を切り取る時間です。目安は15分くらいです。4人で1チームをつくり、記事はとりあえず気になったものはすぐ切り取って、後でプレゼンする時に選ぶようにします。

完成したまわしよみ新聞と、作成した道教大旭川校の学生

完成したまわしよみ新聞と、作成した道教大旭川校の学生

 《2》プレゼンタイム
 1人1枚ずつ切り抜いた記事を紹介し、気になったポイントを発表します。記事に対する感想も言い合います。目安は40分くらいで、1人で3~4枚の記事をプレゼンします。盛り上がり過ぎるので、時間制限が必要です。

 《3》新聞づくりタイム
 切り抜いた記事を使って壁新聞を作ります。目安は30分ぐらいです。「これは盛り上がったなあ」という記事を集め、その中からトップ記事を決めます。さらに「○○新聞」といった題字、日付、参加者名やグループ名などを書き、選んだ記事をどんどん貼っていきます。その上で余白に感想を書き込む、イラストを描くなど手法はさまざまあり、形式は問いません。同時進行でみんな一緒に和気あいあいとやります。他者と関わりながら新たな視点に気付くことも狙いの一つです。

 《4》交流タイム
 制作した壁新聞をみんなの前で発表し交流します。

<ひとこと>
 新聞に接する機会の少ない大学生たちにも今回の実践は新鮮でした。お互いに良さを認め、興味・関心や記事を選ぶ感性の違いに気付いたり、仲間と協力して行うことでグループごとの個性が発揮されました。
 まわしよみ新聞作りを通して、社会のさまざまな問題を発見したり、検索をかけて目的を絞り込むインターネットでは出合えなかった情報に接して視野が広がりました。また小中学生に指導する際にヒントになる学びをすることができました。小中学生でも簡単に取り組むことが可能で、「読む」「聞く」「話す」の言語活動ができ、アクティブラーニングにつながる良い活動であると実感しました。(きくち・やすよし=元NIEアドバイザー)

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