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北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<ほっかいどうサイエンス>3*猛暑のしくみ*ラニーニャ現象が原因

 去年の夏は暑かったですね。気象庁は全国17地点の平均気温が過去113年間で最高と発表し、道内も35度を超える日がありました。
 原因は何でしょう。
 新聞などで天気図を見ると、夏は「高」と書かれた高気圧が太平洋から日本列島に膨らみます。これを「太平洋高気圧」といい、暖かく湿った空気でできています。同じ時期、北海道の北側にあるオホーツク海の上には、冷たく湿った空気でできた「オホーツク海高気圧」があります。
 去年の暑さは、冷たいオホーツク海高気圧が弱く、暖かい太平洋高気圧が強かったためといわれています。
 この原因と考えられているのが、「ラニーニャ現象」です。
 この現象は、赤道近くの太平洋で数年ごとに訪れる、海水温と気圧の変化で起こるといわれています。この変化が東から吹く強い風「貿易風」をさらに強くし、海水の温度を大きく上下させます。
 「ラニーニャ」が起きると、日本の南側の海水温が上がり雲がたくさん湧きます。雲と一緒に上った暖かい空気は日本へ降りるため、暖かくなります。これが太平洋高気圧の勢いが強くなった状態で、去年はこの動きが特に活発だったため、道内も暑さが厳しくなったようです。
 天気の予想は、自分でもできます。漁師さんや山登りの達人は山や雲、風の様子を見て行動を決めるそうです。皆さんも天気予報のほか、体で気温や日差しを感じながら、服装に工夫して暑い夏を乗り切ってください。
(道小学校理科研究会・品田智巳=札幌市立西野第二小教諭)

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