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北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<ほっかいどうサイエンス>8*身近なLED*熱ほとんど出さず光る

 25日に始まった「さっぽろホワイトイルミネーション」は、今年で31回目。冬の風物詩として広く知られるようになりました。
 第1回(1981年)は1048個だった電球も開催場所が広がるにつれて増え、節電のために数を減らした今年も41万個が輝いています。
 当初は白熱電球が中心でしたが、2004年から発光ダイオード「LED」が導入され、今年は9割以上を占めています。このLEDとは、どんなものでしょう。
 白熱電球は、フィラメントという部分に電気を流すと高温になり、光を放ちます。つまり電気のエネルギーを熱に変えて発光させるのです。
 一方、LEDは白熱電球のフィラメントにあたる「チップ」という部品に電気を流すと光ります。ほとんど熱が出ないのでエネルギーのむだがなく、消費電力が少ないのが特徴です。長持ちするので、照明をLEDにした家庭も多いでしょう。
 交通信号機もLEDに切り替わってきています。夕日などが当たっても反射せず、色がはっきり見えるという良さもあるからです。ただ、あまり熱が出ないので、冬の北海道では信号についた雪が解けず、見えにくくなる心配がありました。
 そこで、雪がつかないよう表面を平らにしたり、角度を傾けて取り付ける工夫をした結果、道内にも広がっています。
 東日本大震災をきっかけに、節電の取り組みが進んでいます。今後LEDはますますみなさんの身近なものになっていくでしょう。
(道小学校理科研究会・中村裕治=札幌市立二条小教諭)

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