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北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<ほっかいどうサイエンス>13*5月21日の金環日食*25年ぶり 関東から九州で

 5月21日、日本で「金環日食」が見られます。金環食とも呼ばれ、太陽の中心が月で隠れて縁が細い輪のように見えるのです。
 2009年には、月が太陽を完全に隠す皆既日食が日本で起こりました。どちらも地球と月、太陽が一直線に並ぶ時に起こる珍しい現象です。
 なぜ太陽が月で完全に隠れたり、輪に見えたりするのでしょう。
 地球は太陽の周りを1年かけて回っており、これを公転といいます。月も地球の周りを公転しています。どちらの道筋も完全な円ではないので、月から地球の距離は一定ではありません。地球に近い時は月が大きく見える皆既日食に、遠い時は金環日食になるのです。
 こうした現象は毎年のように起きますが、見える地域は限られます。今回の金環日食は日本では1987年に沖縄で観測されて以来25年ぶりで、九州南部から関東で見られます。
 道内では、太陽の一部が欠ける部分日食が見られます。札幌では午前7時50分ごろに最も大きく欠けた状態になります。
 じかに見ると目に悪く危険なので、専用の遮光板などを使いましょう。札幌市青少年科学館(厚別区)は5月中、開館日のプラネタリウム投影時間に、日食の仕組みや観察方法を解説します。当日の21日には同市天文台(中央区)で午前7~9時、名寄市立天文台も同6時半~9時半に観望会を開きます。
 2030年6月1日には、北海道で金環日食が見られます。みなさんはそのころ、何をしているでしょう。未来の楽しみが増えますね。
(道小学校理科研究会・佐藤寛子=札幌市立中央小教諭)

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