NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<ほっかいどうサイエンス>16*熱気球なぜ浮かぶ*暖かい空気は軽く、上昇

 8月10~12日、十勝管内上士幌町で熱気球の操縦技術などを競う「第39回北海道バルーンフェスティバル」が開かれます。会場には体験搭乗コーナーもあり、小学生以上の皆さんも上空からの景色を楽しむことができます。
 熱気球にはガスバーナーが取り付けられ、大きな「球皮」の中にためた空気を熱します。暖められると軽くなり、上へ向かう空気の性質を利用して浮かんでいるのです。
 「空気が軽くなる」ということは、「空気にも重さがある」ということですね。
 季節や天候にもよりますが、気温20度の時、空気1リットル(1000ミリリットルの牛乳パック約1個分)の重さは1.205グラム。これを60度に暖めると1.060グラムとなり、0.145グラム軽くなります。
 日本でよく使われる熱気球の球皮には、牛乳パック約200万個分にあたる2000立方メートルもの空気が入ります。これを暖めることで、大人3、4人が乗っても浮かぶのです。
 身近なもので実験してみましょう。容量45リットル、厚さ0.01ミリほどの半透明のごみ袋があったら、ぜひ試してください。
 口を狭くした袋にドライヤーで熱風を入れ、中の空気を暖めます。十分に暖まった空気は袋より軽くなるため、ドライヤーのスイッチを切っても袋はふわりと浮かびます。一方、冷風で試すとすぐに落ちてしまいます。スイッチを切っているので、風の勢いとは関係ないことが分かるはずです。
 大空に浮かんだ熱気球を見る機会があったら、空気の温度と重さの関係をぜひ、思い出してください。
 (道小学校理科研究会・中村裕治=札幌市立厚別西小教諭)

ページ上部へ