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北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<ほっかいどうサイエンス>20*滑る仕組み*水や空気で摩擦小さく

 冬のスポーツとしてすっかり有名になったカーリング。今年9月には、1年中使える公共専用施設としては全国初の「どうぎんカーリングスタジアム」が札幌市内にオープンしました。
  カーリングは、ストーン(石)を氷上に滑らせる競技です。競技場の氷の表面には、「ペブル」と呼ばれる直径2ミリ前後の氷の粒が無数にあり、これがストーンを遠くへ動かすカギを握っています。
  氷が滑るのは、物とこすれる時に発生する摩擦熱のためです。これによって瞬間的に氷が解けて薄い水の膜ができ、物が滑らかに動くと考えられています。
  ストーンは、約20キログラムもあります。底の形によっても違いますが、ペブルのある氷の上に置いた時、氷にかかる圧力は1平方センチあたり約50キログラムにもなります。平らな氷の上に置いた時と比べると数十倍も大きいため、より多くの摩擦熱が働いて、より滑りやすくなるのです。
  空気でも物を滑らせることができます。フローリングの床の上などで実験しましょう。
  ペットボトルのふたと底に穴を開けます。さらに底にはCDを貼り付け、ふたには膨らませた風船を取り付けます。すると、風船の中の空気が底の穴から出て、CDと床の間に空気の層ができます。そのため摩擦が少なくなり、ボトルは床の上をするする滑ります。
  まもなく冬本番。スキーやスケートを楽しみながら、滑ることと摩擦の関係を思い出してみてください。
(道小学校理科研究会・森剣治=札幌市立川北小教諭)

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