NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<四季の実践>14*はがき新聞 手軽に作成*川端裕介(函館市立亀田中教諭)

 新聞記事の活用や新聞作りを実践したくても、時間の確保が難しい場合があります。手軽なNIEとしてはがき新聞の作成を勧めます。一覧性などの新聞の特色を残しつつ、短時間で作れる良さがあります。

亀田中3年(作成当時)の森遥菜さんのはがき新聞。トップ記事には積極性を高める決意、準トップには仲間への激励を書きました。卒業まで残された時間が少ないことを懐中時計で表現しました

 《1》構想を練る
 教師が示したテーマを基に、トップ記事と準トップ記事の概要やレイアウト、新聞のタイトルなどを考えます。写真で紹介した作品は「卒業に向けて、より良い学級にするために」というテーマで作成しました。

 《2》工夫しながら執筆
 三つのポイントがあります。一つ目は文字数に制限があるため、要点を絞ること。二つ目は最も伝えたいことを見出しで的確に表現すること。三つ目はデザインを工夫し、読みやすさを追求することです。イラストなどを描き加えるのも効果的です。

 《3》作品の交流
 完成した作品を見せ合い交流します。私の場合は学級全員の作品を掲示したので、生徒同士が意見を共有できました。また学級通信に作品を掲載し、保護者に紹介しました。生徒の考えが端的に表現され、見た目も美しいため好評でした。

<ひとこと>
 特別活動の例を紹介しましたが、はがき新聞は各教科や総合的な学習のまとめにも便利です。回数を重ねるごとに生徒は新聞形式の表現に慣れ、表現力を高めていきます。作業の速い生徒は、20分ほどで仕上げます。作文が苦手な生徒も、レイアウトやデザインの工夫ができるため、意欲的に取り組んでいました。専用の用紙があり、準備に負担がかからないのも利点です。はがき新聞は手軽さと奥深さを併せ持ち、子どもたちの有効な表現手段となります。まだ実践経験のない先生は「合唱コンクールに向けて」などをテーマに、試してみてください。(かわばた・ゆうすけ=NIEアドバイザー)

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