NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<四季の実践>7*信頼の情報 記事検索で*高瀬敏樹(札幌旭丘高教諭)

 中学・高校での調べ学習やリポート作成の際、資料収集の主な手段としてウェブ検索があります。手軽な一方で「情報が玉石混交」なのが難点です。その点、新聞記事は信ぴょう性が高く、授業で安心して活用できます。記事スクラップや縮刷版の利用のほか、今回は新聞記事データベースでの情報分析やキーワード検索のコツを紹介します。

 《1》キーワードを工夫する
 まず記事の特徴を意識し、適切な検索語(キーワード)の使い方を体験的に学ばせます。自校に関する新聞記事の検索が有効です。キーワードを仮に「札幌旭丘高等学校」としても記事はあまり探せません。これを「札幌旭丘」と変えるとたくさん集まり、「旭丘」だけだと全国の「旭丘」の情報まで網羅します。膨大な記事情報から目的に迫るキーワードとは何か、考えさせましょう。

「自然エネルギー」「クラウド」などのキーワードや自分の誕生日で新聞記事を検索するワークシート。生徒は「小論文対策に便利」などと感想を書いている

  《2》検索方法を変えてみる
 検索結果を古い順に表示すると、例えば「ドローン」がいつごろから広く知れ渡ったのかが見えてきます。検索件数の増減からトレンドの変化を調べたり、目的の事柄のみをピンポイントで検索できたりします。

 《3》「正しい引用」を指導
 記事をリポートに引用する時、本人作成の文章と区別し書き表すよう指導します。「引用の必然性がある」「引用部分はあくまで従である」「引用部分はカッコ書きなどで明確にする」「出典を示す」「引用部分を改変しない」などです。

 《4》活用場面を考えさせる
 信頼できる情報源の一つとして、どのような場面で活用できるかを考えさせてアイデアを共有します。

<ひとこと>
 実社会の動きを学ぶ際は多様な見解を新聞などで比較検討することが効果的で、複数社のデータベースの利用環境を整備することはその助けとなります。本校は日経テレコンなど数社のものを授業に導入していますが、各校の事情に合わせて段階的に取り入れてはいかがでしょうか。(たかせ・としき)

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