NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

<四季の実践>9*切り抜き通じ地域知る*福沢秀(富良野市立富良野西中教頭)

 卒業間近のこの時期、中学3年生は受験勉強で大変ですが、義務教育を終える子どもたちに自分たちの住む地域のよさを再認識させて送り出したいものです。地域の情報を得るには新聞が一番。そこで、新聞スクラップを通して地域を知る授業を紹介します。

 《1》新聞スクラップ作り
 最初の時間に「『富良野のよさ』を紹介する記事を集めよう」という課題で新聞スクラップを作ります。自宅や学校の図書室にある新聞から記事を探して切り抜き、スクラップ用紙に貼り、要約を記述します。

各自が選んだ記事をスクラップ用紙に貼り、要約を書き込んでグループ討議で見せ合う

各自が選んだ記事をスクラップ用紙に貼り、要約を書き込んでグループ討議で見せ合う

 《2》グループ討議と分類
 次の時間にはグループごとに各自の新聞スクラップを見せ合い、記事に紹介されている「富良野のよさ」を話し合います。さらに、記事を「自然」「人」「モノ(食べ物、生産物)」「出来事(イベント)」などのカテゴリーに分けます。
 カテゴリーは多くても4、5個。この段階でグループ内の話題整理を簡単にさせておくと、次の全体でのまとめがスムーズです。

 《3》学級全体で確認
 黒板に各自の新聞スクラップをカテゴリーごとに張り出します。代表的な記事をいくつか紹介した後、スクラップの全体像をまとめる文章をみんなで考えます。各カテゴリーの項目や新聞記事の内容、スクラップを作成したときの感想など、生徒の意見を基に板書してまとめます。

<ひとこと>
 本校では、3学年国語科の鏡(かがみ)拓也教諭が今月、実践しました。
 地域に誇りや愛着を持つ子どもを育てることは、学校に託された大切な課題であり、新聞は有効なツールとなります。また、自分で調べ、グループで討議し、全体で再確認する過程は、アクティブ・ラーニングそのものです。
 いろいろアレンジできるので、地域との連携やキャリア教育とのカリキュラム・マネジメントを機能させた実践として、お勧めします。(ふくざわ・すぐる)

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