NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

悩みごとナビ

nayamigoto navi

 小中高生のよくある悩みに答えます。執筆者は、子どもの心理を研究する北大大学院教育学研究院付属子ども発達臨床研究センター(札幌)と、電話相談に応じている元教員グループ「北海道子どもセンター」(札幌)の先生方です。取り上げてほしい悩みやテーマをお寄せください。

外国からの転校生 仲良くしたい(小5女子)

  クラスに外国から来た子が転校してきました。みんな、初めはめずらしいこともあって、いろいろ話しかけたりしたのですが、話しかけても困った顔をするし、給食時間もお弁当だし、みんなとあまりなじまないのでだんだん一人でいることが多くなりました。私は友達になりたいと思うけど、どうしたらいいかわかりません。どうしたらいいですか。

回答者 谷光さん(北海道子どもセンター運営委員長)

  私は、外国から来ている子どもたちの日本語学習支援のボランティアをしています。その時間は、学級から抜けてもらってマンツーマンで日本語の勉強をします。なじめないでいる子のことを心配してくれているあなたのような子がいることがとてもうれしいです。
 あなたが、外国に行って日本語の全く通じない教室で一人になったとき、どんな気持ちになるかを想像してみてください。どんな接し方をしてくれたらうれしいか分かるでしょう。
 子どもだからできることもたくさんあります。どんどん話しかけてみることです。日本語でかまいません。その国の言葉を調べて声をかけてあげてもいいのです。休み時間には一緒に遊んでみましょう。例えば、折り紙を持っていき、あなたの仲良しの友達と一緒にやってみてもいいのです。言葉を覚えることができます。そこからコミュニケーションが始まるのです。
 私が、教えていた中には、「私には友達がいない」と寂しそうに話してくれた子がいました。日本の子はいつもグループになっているので話しかけにくいとも言っていました。国が違うと、友達とトラブルがあったときの対処の仕方が違うことがあります。自分の考えをしっかり言うことが大切だと教えられている子は、日本では少し浮いてしまうこともあるものです。
 給食を食べずにお弁当を持ってきているのも文化や宗教の考え方によるものだと思います。外国から来た子がそばにいることは、先生と一緒にその国の言葉、文化や習慣を学ぶまたとないチャンスです。今は、便利な翻訳アプリを入れることができるタブレット端末などがあります。先生と相談しながら、せっかくの機会を大切にしてほしいと思います。いい友達になってください。

 質問は過去の相談事例や投稿を基に再構成しています。

ページ上部へ