NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

悩みごとナビ

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 小中高生のよくある悩みに答えます。執筆者は、子どもの心理を研究する北大大学院教育学研究院付属子ども発達臨床研究センター(札幌)と、電話相談に応じている元教員グループ「北海道子どもセンター」(札幌)の先生方です。取り上げてほしい悩みやテーマをお寄せください。

バドミントン部をやめるか迷う(中2男子)

  今月、中学2年に進級しましたが、今入っているバドミントン部をやめようか迷っています。入学とともに入部しましたが、周りは少年団でやってきた子ばかりで、僕は大会出場はおろか練習でコートに入れる時間も限られています。「帰宅部」は嫌なので美術部に転部しようかと思いますが、母から「内申に響くから」と止められています。どうしたらよいでしょうか?

回答者 橋本尚典さん(北海道子どもセンター研究員)

  まずは進級おめでとう。部活動は今、社会でもいろいろな問題になっていますね。本来は、先生の指導の下で生徒一人一人が自主的に取り組み、みんなで鍛え合うことで、スポーツの楽しさを味わうと同時に人間としても成長するということが目標なのです。
 しかし、そこには君みたいに初めて挑戦する人や小学校から練習を積んできた人が一緒に活動しています。中体連などの大会がある以上、部として勝ちたいと思うのは当然です。しかもバドミントンといえば参加枠は1試合につき団体戦は5人だから、部内で競争が激しくなるのも必至です。
 君が「バドミントンに興味がなくなった」「部での仲間との活動にも興味がない」というならやめるという選択もあります。その際、お母さんの言う「内申に響く」ことはありません。しかし今まで部活動に費やしていた時間を何に使うのかはしっかり考えておいた方がよいでしょう。「帰宅部が嫌だから適当に美術部に転部」という気持ちなら賛成できません。いずれ活動に参加しなくなる気がするからです。
 一方、バドミントンの楽しさや仲間と過ごすことに意味を感じているなら、たとえ中体連に参加できなくても、チームの一員として仲間の応援や練習の手伝いをする中で、君が得られる成就感や達成感は何物にも代え難いのではないでしょうか。顧問の先生もそういう君を見て、どこかで試合に出場させるのではないかと思います。団体戦に出られなくても個人戦や地域で行われる大会、他校との交流試合も含めると君が試合に出場できる機会が全くないとは言えないです。
 このことは君だけで決めるのではなく、担任の先生や君のことを一番わかってくれていると思う先生に相談することを勧めます。

 質問は過去の相談事例や投稿を基に再構成しています。

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