NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

悩みごとナビ

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 小中高生のよくある悩みに答えます。執筆者は、子どもの心理を研究する北大大学院教育学研究院付属子ども発達臨床研究センター(札幌)と、電話相談に応じている元教員グループ「北海道子どもセンター」(札幌)の先生方です。取り上げてほしい悩みやテーマをお寄せください。

中学で不登校 高校生活が不安に(中3男子)

  僕は入学した中学になじめず、登校したり休んだりを繰り返してきました。中3からは相談室で学習していて、最近になって時々クラスの授業にも参加しています。高校ではしっかりやり直そうと、いくつかの学校見学会に参加して、行きたい高校を見つけました。でもこれまでのことを考えると、高校でやっていけるか心配です。

回答者 境悠紀子さん(北海道子どもセンター相談員)

  まずは自分で学校見学会に参加して、自分が行きたいと思う高校を選んだあなたの行動はすごいと思います。
 人は「変わりたい」と思ってもそれを実際の行動で示すのは難しいものです。それを克服し、外の世界に足を踏み出し、自分が「変わる」きっかけを作ったのですから。そして今回の「悩み」を一人で抱え込まずに他人に「相談」できたということも。このことは、自分の決意が確かなものになったという証しともいえます。
 とても大きく成長してきたのですね。以前のあなたとは違っているのです。このたくましさや成長した力があれば、いろいろ気がかりなことに出合っても負けないはずです。心配な気持ちは分かるけど、自分の成長した力に自信を持って、高校生活に臨みましょう。
 残りの中3での学校生活では、教室へ入った時など、勇気を出して周りの人たちに声を掛けてみませんか? 「どう言えばいいのだろう」と不安でしょうが、自分の分からないこと、知らないことを聞くだけでもいいのです。いつの間にかいろんな話ができる関係ができていくものですよ。
 高校生活が始まったら、自分にできそうな学級の仕事や行事の役割などを見つけて挑戦しましょう。周りの人たちと力を合わせて取り組む経験を重ねるうちに、新しく友人ができたり、人のつながりが広がっていきます。必ず道は開けます。

 さかい・ゆきこ 北海道子どもセンター相談員。元中学校教諭。定年退職後に不登校生の「相談支援パートナー」を6年間務めた。「札幌遠友塾自主夜間中学」のスタッフ。1940年、深川市生まれ。

 質問は過去の相談事例や投稿を基に再構成しています。

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