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まわしよみ新聞

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グラフィック・せたいし拓未

*地域の大人と学び合う*福岡・福間中

地域の人たちと「まわしよみ新聞」の公開授業に臨む福津市立福間中学校の生徒たち=2015年11月17日(福間中提供)

地域の人たちと「まわしよみ新聞」の公開授業に臨む福津市立福間中学校の生徒たち=2015年11月17日(福間中提供)

 福岡県の福津(ふくつ)市立福間(ふくま)中学校は「まわしよみ新聞」を授業に取り入れて2年目になる。市内の小中学校10校はすべて、地域と連携して子どもを育てる「コミュニティ・スクール」として市教委の指定を受けており、地域住民との世代間交流の一助ともなっている。
 学校運営協議会の委員を務めるまちおこし団体の代表、山口覚さん(46)の縁で、昨年度、発案者の陸奥賢さんを招いて授業を行ったのが最初だ。本年度は「総合的な学習」に位置づけ、カリキュラム化した。
 昨年11月17日には、市教委主催のコミュニティ・スクールの研究発表会に合わせて、まわしよみ新聞の授業を体育館で公開した。1年生205人と地域住民80人が4人ずつのグループに分かれ、まわしよみ新聞作りを楽しんだ。山口さんが指南役を買って出た。
 山口さんは「参加した大人たちは子どもが語る社会の読み解き方に驚き、子どもたちは大人が同じ目線で語ってくれる姿に感動していた」と振り返る。
 他校の教師からは「地域の大人が子どもたちの教育活動に直接的に携わる場の設定として優れた試みだ」との感想が聞かれた。
 白木照久校長(53)は「中学生の活字離れ、新聞離れが進むなか、新聞に興味を持つ意味でもまわしよみ新聞は有効だ。新聞記事を教材に、読む、聞く、話すの言語活動ができる。子どもたちの知識が増え、さまざまな見方や考え方が広がる」と述べ、NIEの一環でまわしよみ新聞を取り入れることに前向きだ。
 大阪発祥のまわしよみ新聞が九州で育っている。西日本新聞社(福岡)は福岡市内の喫茶店で2013年11月15日から毎朝、参加自由のワークショップを続ける一方、まわしよみ新聞の「出前講座」を昨年末までに小中高14校と5大学を含む50カ所で実施している。

札幌・北海道新聞社で

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この「まわしよみ新聞」の特集はNIE推進センターの山本肇と渡辺多美江が担当しました。

まわしよみ新聞について、詳しくは北海道新聞社マーケティングセンター(電)011・210・6006(平日午前10時~午後5時)、
またはmc-hp@hokkaido-np.co.jpへ。

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