子どもの頃大切にしていたおもちゃは誰にでもあるだろう。それには「物」としての価値だけでは計れないものがある。しかし大切に使っていても、壊れてしまうことはよくある。
 そんなおもちゃを直す「病院」が昨年、滝川市に開院した。病院の「先生」はなんと地元の工業高校生たち。地元だけでなく、道内各地からおもちゃが持ち込まれるという。設計図や説明書がないことも多く、特殊部品などを購入すると費用がかかるが修理は無料。どうしても部品が手に入らず、直しきれずに返却したこともあったが、これまでたくさんのおもちゃを修理してきた。依頼者からお礼の手紙がきたこともあるそうだ。
 使い捨てが当たり前になった現代の中で、物を大切にすることを子どもたちに教えてくれる。そんなおもちゃの先生たちが、これからの地球を変えていくような人材になることを心から願っている。