ありきたりではない文章を、書いたり考えたりするにはどうしたら良いのだろうか、と私はいつも考えている。
 「せんせーい、私たちは毎日戦ってきました」。これは、私の妹が学校の先生にこれまでの日々を訴えている時のもの…ではない。妹がある大会で行う「選手宣誓」の第一声として考えたものだ。私は最初にこれを聞いた時、いったい誓う場で何を言いだすんだ、と衝撃を受けた。
 私は選手宣誓とは普通「私たちは、正々堂々と戦うことを誓います」といったようなことを言うと思っていた。けれど、妹はそんな常識にははまらず、とても個性的な選手宣誓を行った。
 聞く人、読む人を一瞬で引きつける文章を書いたり考えたりするのは、その人の性格ゆえなのか、それとも物事の捉え方の違いゆえなのか、私はこれからも模索していこうと思う。